

卓834 ひと夏終わり
水越 卓治 2025.09.19
木曜午後は、どの学年も「聖徳プロジェクト」。
「聖プロ」と呼んでいるこの授業は、
他校でいう「総合的な探究の時間」のことで、
通常は学年ごとに行われていますが、
( 2025/9/18 13:42 )
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きのう・9/18は、6年生(高三)全生徒による
卒業研究(マイプロジェクト)のプレゼンを、
他学年の全生徒が視聴してまわるという時間。
70近くある研究テーマのすべてを視聴したかったのですが、
前日までの酷暑がにわか雨で外気も日射も少し和らいだ中、
7か所ある発表会場では、1年間かけてきた掘り下げの成果を
万全な準備を整えた上で自身の言葉で熱心に語っており、
緊張感に包まれた熱意が発揮されているのを感じました。
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表題もさまざま。
軽めに映る表題も、内容を視聴すると、
実験や聞き取り・視察に立脚した各自の考察と、
結論に至るまで骨太な構成力がみなぎるものばかりでした。
上の写真の三名の表題は、
「黒板をキレイに消した~い!」
「ピアノを弾けない人は1ヶ月でどのくらい弾けるようになるのか」
「天候の変化とそれによる体調不良の関係はどのようなものだろうか また、どうすれば防げるのか」
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こちらの四名は、
「加圧式ボールペンはなぜ左利きが書きやすいのか」
「千葉県の水をおいしく飲むには」
「推し活×メンタルヘルス」
「日韓融合食品の商品化に必要な要素の研究」
視聴する4・5年生も、興味のある表題のもとに集まるため、
立ち見が出るほどの賑わいを見せた会場もときおり出現。
もちろん6年生たちの尽力も評価に値しますが、
後輩たちはこの営みを見覚え、来年・再来年の自身を
イメージするところも貴重な活動となっていて、
この継承により、6年生の研究発表の質は徐々に進化と深化を
重ねてきているように思います。
十数年前の、始まって間もない頃の卒業研究の指導や最終評価
を思い出しますと、その当時と比較にならないほどの骨肉を
伴った質・量となったことを、6年の先生方のように直接指導
に当たっていない4年の副担が、ここに記すのもどうかと思い
ながらもただただ実感するばかり。
( 2025/9/18 19:36 上述の日の退勤時の第二駐車場。15時頃の雨以降、気温が落ち着き、酷暑が去るのを感じるものがありました。)
受験勉強と一般入試によって志望大学へ進学するよりも、
コミュニケーション能力も磨いた上で、自身の研究成果を入試
でプレゼンして進路実現を図る歩み方を重視している本校の、
最も本校らしい風景の一つである時間が無事終了しました。
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P.S.1
生徒会を本校では明和会と呼んでいますが、
このほど、明和会長、副会長を選出する選挙が行われました。
10月の文化祭(聖徳祭)の頃、新旧会長の交代となります。
選挙管理委員会の生徒たちも今週は大忙しでした。
( 2025/9/17 13:22 投票箱は毎年、取手市役所からお借りしての… )
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P.S.2
映画「国宝」を15日(祝日)に鑑賞しました。
約40分ごとに刻まれた章の構成を背景に、
歌舞伎界を生きる人々を演じる錚々たる方々が、
実際の演目をも演じるきる迫力に圧倒される3時間でした。
オンエア前にもう一度シアターで観ようという思いです。
残念ながら、自身の60歳以上割引とかはありませんでした。
( 2025/9/15 12:11 観る前 )
以上になります。