• 学校案内
  • 学科・コース
  • 学校生活
  • 進路
  • 入試情報
menu close

卓829 今日をちゃんと…

水越 卓治 2025.08.15


夏休みも後半にはいりました。

( 2025/8/9  20:26  取手市内  右端は市による水路の水量調整用機器   )



家並みの谷から舞い上がり、電線かぶって花開いていても、
何とはなしに風物詩。低い玉でも爆音に想う艶姿…、とか。



そして今日金曜は、先の大戦の終わりから80年の日でした。
お昼に、すいとんをつくりました。

( 2025/8/15  12:21~12:58  世界平和祈念の一品…、とか。 )


私が幼い頃、昭和一桁生まれの両親は、8月15日の昼には
一家でこれをとるのを定番としていました。

本校のお昼(会食)でも、かつては9月1日の献立にすいとん汁
が出ていたことがありました。1923年に関東大震災のあった
日にちなんだ防災メニューだったのかもしれませんが、8月
15日の終戦記念日にちなんでもいたものとも思っています。

1995年以降は、大地震が起きた象徴的な年が1923年だけでは
なくなりました。昨年の場合だと、9月最初の日の会食は、
ハヤシライスとサラダと牛乳といった、
新学期初日っぽい献立に近年では姿をかえています。

すいとんは、米が入手困難だった時期に小麦粉を団子状にこね
て作っていた汁物で、検索すると戦時中バージョンの作り方な
ども散見されます(松戸市のHPで見かけた戦時中の食事体験レシピ)。

そういえば最近、米の入手が困難な時期がありましたが、特段
この一品に回帰しようという動きは見聞きしませんでしたね。

話は変わりまして、
火曜は車で200kmほど遠出をしてまいりました。


雨でしたが、酷暑ではなかったため、お天気のあいにく感は
さほどありませんでした。

( 2025/8/12  13:28 このオブジェについてはまたのちほど…。 )


とある駅前広場の中央に控える、この石像の隣には、
松尾芭蕉の姿をかたどった木彫が。

( 2025/8/12  13:26  松尾芭蕉一人称での説明がユニーク。 )


お読み取りの通り、ここは栃木県 鹿沼市。
日光杉並木で有名な例幣使街道(れいへいしかいどう、現・
国道293号など)沿いにある県都・宇都宮市の西隣の都市。

園芸用の鹿沼土などで、名が知られた地名ですが、
近年、ある食べ物で注目されるようになってきました。
さっそく中心市街地の街道沿いのお店でトライしてみました。

( 2025/8/12  12:25~12:54 )

ちらでは鹿沼シウマイをいただきまして。
少し大ぶりで、ざく切りの玉葱の甘味がじわっと利いた一品。
普段、家庭や給食、外食や駅弁などで味わってきたものとは
少し異なり、新鮮な印象でいただき始めました。


むしろ、餡がメンチの具に寄っている感じもあったため、
途中から醤油ではなくソースを付けたところ、こちらの方が
合う味でした。栃木・群馬は焼きそばなど、ソース文化圏
っぽい土地柄ですので、ありだとも思いました。

鹿沼は学生の頃から、茨城から日光へドライブする途中、
通り過ぎる街でした(当時は圏央道や北関東道が未開通)。

また改めて、ほかのお店のシウマイ(シュウマイ、焼売)も
トライしに訪れてみたいと思います。

で、なぜ、鹿沼市でシウマイなのか、
については、検索すると出てまいりますが、

横浜の崎陽軒の初代社長が、現在の鹿沼市出身であるところが
大きいようで、平成初期にお隣の宇都宮市がギョウザで名を馳
せたのと同様に、順調に代名詞化が実現できている模様です。
むしろ、このボードの一文をお目通しいただく方が早いかも。

( 2025/8/12  13:28 )

この「シウマイ像」とは、さきほど掲げた石像であり、
東京藝術大学の石井琢郎氏が鹿沼の方々と交流して制作。


外からは直接見えない内部の隙間に、
シウマイ作りにも通ずる「にぎる」という所作・営みが
込められているのだそう。

リアルなシウマイの形をかたどった姿であるよりも、
見えないところに常に存在する所作の方が
製品の本質であることを体現しているところに持ち味が…。

そのうえ横では松尾芭蕉が鹿沼の街紹介を淡々と語っているという…、

( Google ストリートビュー  2024/5 )


お店のみならず鹿沼駅前もまた再訪してみようかと思った
次第。自分の中で、通過だけする街ではなくなりまして。

ちなみに、シウマイ像のたもとには、
市民(鹿沼市民か否かはわかりませんが)の手によって
でしょうか、崎陽軒のひょうちゃんたちが
表情も涼しくたたずんでいました。

( 2025/8/12  13:26  福山雅治さんの新曲『未来絵』の歌詞「今日をちゃんと生きてなくちゃ」が「ひょうちゃんと生きてなくちゃ」にやや聴こえてしまった件…。失礼しました…。 )


鹿沼をあとにして、東隣の宇都宮の市内を。
3年前の9月にギョウザを食べに来て以来の宇都宮ですが、
今回は通り過ぎるだけ。

( 宇都宮駅西方の駅西通り 2022/9/9  14:45、2025/8/12 14:04 )


東口のライトレール、抜きつ抜かれつ状態で、
初めて見ました。もうすぐ開業2周年。

( 宇都宮駅東方の鬼怒通り 2025/8/12 14:16~19 )


関東地方で道路上を電車が走っている状況を見かけるのは、
都内では新宿区、豊島区、北区、荒川区、
神奈川県だと鎌倉市、藤沢市、そしてここ、
栃木県・宇都宮市などとなるようですが、

宇都宮市の場合は、北陸の富山市と同様に、
コンパクトシティ(インフラにおいて環境負荷を減らすなど、
持続可能な計画にのっとって発展する都市)の交通機関そのも
のといった存在感が感じられます(まだ乗車していません)。

このほか、学生時代にお世話になった、食べ放題ピザのチェー
ン店Sの支店(減りました。)が、宇都宮上三川IC近くの
ショッピングモールにあるそうなので、こちらもまたいつか、
隣県栃木への行脚の目的地に含めるようにしたいと思います。
結局今回も、何かを食べる話題ばかりとなってしまいました。



「記事一覧」へのリンク

ARCHIVE