

卓751 たそがれ知らず
社会 2024.02.16
自分の一生を一日の生活になぞらえると、
今はもう何時ぐらいなのだろう…
と思いながらも、
計算までしてみたことはありませんでしたね。
きょうはちょっと、それについてトライしてみました。
考査数科目の作問はざま(間)の息抜きでもあります。
高校生諸君は当然まだまだ人生の午前中なのでしょうが、
来年還暦を迎える自分は昼下がりはおろか、しずむ夕陽に
向かって何かを叫ぶようなところまできているのではないか
と、予め大方のイメージを…(ちなみに何をやるにも、
始める前に大方の予想やイメージを描いておくことは、
極端な誤りを防ぐうえでも非常に大事なことですよね…)。
幾つかの条件設定を講じれば、答えらしきものは出てきます。
この時代の日本を生きる私自身、というのも条件設定の一つと
なりますが、
冒頭に掲げた「自分の一生」と「一日の生活時間」とを
並べて比べるわけなので、この二者の期間や時間というものを
前者は何年とか、後者は何時間などと固定する感じでしょうか。
ではまず、「一生の年数」についてです。
当然個人差がありますし、
いつまで生きていられるかは常に謎でもありますので、
やはりここは平均寿命を参考にしようと思うわけでして、
現在平均寿命は80歳台(厚生労働省によると令和4年の日本
では、男性が81.05年、女性が87.09年。ここ数年は、
コロナ禍の影響もあり、減少傾向とのことです。)。
というわけで、80~90年間くらいの数値で固定する感じです。
いっぽう、「一日の生活時間」についてを。
当然一日は24時間なわけですが、
起床から就寝までが意思を伴った生活時間ですので、
健康的に8時間の就寝を減ずれば16時間とするのも
よいかもしれませんが、
午前6時起床の場合、午後10時就寝と、今の自分自身の平日の
生活に照らし合わせると、ちょっと早寝すぎる感じがします。
その昔、テレビ番組は朝6時に放送を開始し、
深夜の0時に終了するといった時代もありました。
NHK総合などは、日章旗のあとに巨大なパラボラアンテナ
(教育(現Eテレ)はロダンの彫刻『考える人』)の映像が
流されるあたりの時刻でもありました。
朝の6時から深夜の0時までの18時間、
人生の幾十年とを並べてみたらどうなるでしょう。
というわけで、
80~90年間の一生と、18時間の生活時間の両者を
対比してみようという試みとなりますが、
90は18の倍数ですので、計算のしやすさも考慮して、
「一生」の方の5年間を、「一日の生活」の1時間として
対比させてみるといたしましょう。
数値的には、
0歳の午前6時に始まり、昼・夕・夜を過ぎて、
90歳の深夜0時に終わる、という範囲になります。
もう少し、刻んで記しますと、
誕生 …午前6時
10歳…午前8時
20歳…午前10時
30歳…正午
40歳…午後2時
50歳…午後4時
還暦 …午後6時
70歳…午後8時
80歳…午後10時
90歳…深夜0時
ちなみに先日、37期生の二十歳を祝う会がありましたが、
開会時刻が午前10時であったことなどは単なる偶然です。
数字の羅列のみならず、もう少し情報を付加して表しますと…、
6時半まで乳幼児。
朝の時間は小学生。
8時から9時半過ぎまで思春期。
高校卒業 9:40ころ。
10時台はヤングアダルト。
お昼休みは30代。
不惑は午後2時。
放課の日和は48歳。
夕方4時に五十路を迎え、
55歳は午後の5時。
6時は還暦。夜の7時は高齢者。
8時は古希。9時には後期高齢者。
喜寿は9時半。傘寿は10時。
米寿は11時40分ごろ。
これで算出しますと現在わたしは、午後5時43分。
笑点の大喜利が始まるような時間。3月上旬の日没時刻。
冒頭の「しずむ夕陽に」の予想ははずれていませんでしたが、
浴びた陽射しを温存しながらの行路としたいところです。
テレビ業界のいう「ゴールデンタイム」がだいたい
前期高齢者(65~74歳)のあたりのようですので、
星空や街の灯に照らされながらのもう幾十年に臨むのも、
ありなのかもしれません。
( 2024/2/11 27歳8か月 …「37期生・二十歳を祝う会」の閉会後 )
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P.S.
ちなみに一日の中でいちばん好きな時間帯・時刻は、
午後の2時半です。
真夏はきついのですが、この時季ですといちばん温暖な時間。
特に休日は、インドアでもアウトドアでも、
一日の折り返し点、いちばん絶頂の時間、みたいな感じもあり
ます。上掲の計算だと42歳くらいのようです。
以上になります。