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「冬至」間近になりました⛄

張替 起子 2023.12.18

師走も半ばを過ぎ、第2学期の登校日も今日を含めて〝あと3日〟となりました。

汗ばむほど暖かかったり、手袋とマフラーなしでは辛いほど北風が強かったりと、寒暖の差が激しい日々が続いています。前庭のロータリーの銀杏は、すっかり葉を落としてしまいました。

 

今日は、4年生(高校1年生)たちと一緒に[ 国語受験補講 ]を実施しました。題材は漢文の『戦国策』です。「戦国の七雄」が並び立つ春秋・戦国時代、他国に打ち勝つための戦略を各国の王に授ける〝遊説家〟が暗躍(活躍?!)していました。そんな遊説家の一人 陳軫(ちんしん)が、秦の恵文王に語ったお話です。4年生たちと一緒に50分間かけて、丁寧に読みました。

『戦国策』のような古のお話の中で読むと、戦略を語る〝遊説家たち〟の知恵と、その例え話のち密さには、感心させられるばかりです。(例えば、「狐虎の威を借る」なども、戦国時代の〝遊説家〟の語ったお話から生まれた故事成語です。)

ウクライナ侵攻やイスラエルとパレスチナの武力衝突等、世界のどこかで現実に戦争が勃発していることを考えると、複雑な思いは残ります。問題と向き合う生徒たちの背中を見ながら、ふとそんなことを考えていました。

・・・*・・・*・・・*・・・

閑話休題、10日ほど前の出来事です。理科のY先生が重そうな荷物を持って出勤してきました。「それ何ですか?」と伺うと、「大量の片栗粉!6㎏くらいあるかなぁ。」とのこと。

6年生(高校3年生)の「選択 化学」の授業で行う実験のためとのことでしたので、ちょっと授業を覗いてみました。

「ダイラタンシー現象」の実験。「ダイラタンシー現象」とは、強く握ると固体のようになり、握るのをやめると液体のようになるこの現象のことだそうで、水とデンプンを適量混ぜるだけで、実験ができるそうです。

たらいに入れて勢いよく足を入れると、片栗粉の上に立つこともできるとか……。

生徒たちは、楽しそうに何度もチャレンジしていました。原理を机上で学ぶことは簡単にできます。時間をかけて片栗粉と水を混ぜて、その中に勢いよく足を踏み込んだ感触は、実験をしなければ体感できないものです。

「化学」を選択した生徒たちは、これまでもたくさんの実験に取り組んできました。その実験を通して、教科書からだけでは学べない多くのことを体験してきたことと思います。〝実感〟を伴った知識は、生徒たちの中に生きていると感じる授業でした。

理科室の廊下の掲示がリニューアルされました。

物理・化学・生物・地学の様々なポスターが並んでいます。

〝リケジョ〟がたくさん育つといいなぁと願っています。