多くのお客様にご来場いただき、今年も聖徳祭（10/14・10/15）で、音楽科声楽専攻生と合唱部による「聖徳祭オペラ」を上演することができました。

今から20数年前、「この学校では文化祭でオペラをやっている」と聞いた初任の私は、「まさか～。モーツァルト等のオペラを高校生なんかができるわけないじゃない・・・」と内心で思っていました。ところが！本校の生徒たちは、それをやってしまうのです！！私自身の育休やコロナ禍などで公演ができなかった年も数年ありましたが、それでも、ずっと続けている聖徳祭名物（と私は自負している）オペラです。今年も「声楽演奏法」や「重唱」の授業、放課後の時間を使い、半年以上かけて練習と準備を積み重ねてきました。

今年の演目は、モーツァルト作曲の『魔笛』。
笑いあり、涙あり、超絶技巧あり（「夜の女王のアリア」も有名です！）のオペラで、歌も演技も、なかなか簡単にはいかないオペラです。今年も直前まで「も～、このままじゃ間に合わないよ～！」と大騒ぎでしたが、土壇場に強い生徒たちと、音楽科教員、快く賛助出演してくれた他教科の先生方など、多くの力を結集させて、大成功のうちに2日間の公演を終えることができました。あたたかく見守ってくださった会場の大勢のお客様の前で、精一杯歌い、全身で表現する生徒たちの姿に、今年も胸が熱くなりました。

パミーナ姫とパパゲーノ

 

来年のオペラは何にしましょうか。また、生徒たちと楽しみながら考えたいと思います。