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アメリカ語学研修4「留学プログラム、スタート!」

後藤 彩子 2023.08.08

8/7(月)、今日からいよいよ、ボニータ・ビスタ高校での留学レッスンの始まりです!

朝、ASB(生徒会)とチア部のお出迎えを受け、ウェルカムセレモニーからスタートしました。
校長先生の歓迎の言葉に続いて、ダンス、コーラス、チアのパフォーマンス披露(動画で紹介できないのが残念!)。

このウェルカムセレモニーは、ASBの生徒たちが企画・運営しているそうで、音響や撮影、会場の後片付けも、すべて生徒たちが行なっていました。

その後、現地高校生とバディを組んでアイスブレイク&コミュニケーション。「ちゃんとコミュニケーション、取れるかな?」と心配していたのですが、皆、驚くほど積極的です。
言葉がどうしてもわからない時は互いにスマホの翻訳機能を使って、「あ〜!(理解した!)」といった感じで、話が弾んでいるようでした。

その後生徒たちは、バディと共にバディの選択クラスへと散っていきました。

 

この学校には、「学級」も「担任」も「自教室」ありません。時間割はほぼ選択制。
先生たちは教科指導オンリー。家庭のことや相談事は全て5人のカウンセラーが担当しているのだそうです。
学校の敷地は広く、そこに1階建ての教室が90近く並んでいて、先生たちは1つずつ「自分の教室」を持っています。そしてそこに、その先生の授業を選択した生徒たちがやってきます。
だから、休み時間はさながら「民族大移動」状態!
日本の大学のシステムに近いかな?

またアメリカでは、夏休みの時期や期間が州や地域によって異なっているそうです。
ボニータ・ビスタ高校での場合、夏休みは短く、7月20日ごろから新学期(新年度)なので、今、普通に授業が行われて、今回のような短期留学プログラムが実現しているのだそうです。
逆に、秋に一定期間の休みがあるので、留学エージェントさんたちはそこでサンディエゴの高校生を集めて日本への短期留学をコーディネートしているのだとか。。。

 

さて、私たち教員は…、と言いますと・・・、

添乗員もコーディネーターも、授業が始まると帰ってしまいまして、英語に不慣れな2人が取り残され…。
生徒たちの授業を見てまわりたいのですが、前述の通りバディの選択科目によってバラバラに散っているので、誰がどこにいるのかよく分からず…。(明日は、バディーの選択科目一覧をプリントしてくれるそう。)
しかも、「基本的に授業中は、担当教師以外の大人は教室に入っちゃダメ。午後にココのクラスを案内するから」と言われたため、午前中は空き教室でひたすら待機です。

昼はカフェテリアでホストマザーが持たせてくれたサンドイッチを頬張り、午後は「見に来てもいいよ」というクラスに行きました。(取手聖徳の生徒やそのバディーはいない授業だったのですが…。)
そこでは「自己認識」という授業が行われていて、並べられた言葉の中から「自分は自分をどう見るか」「自分は他者からどう見られたいか」を選び、さらに友人に「他者は自分をどう見ているか」を選んでもらいます。
その後、「グループワークがしたいのだけれど、人数が多くて教室が狭いから、外でやるわね」と言って、全員教室を飛び出し、青空の下で輪になって自己開示や先生から出された問に対するテーマの掘り下げを行っていました。
「わ〜、聖徳プロジェクトの授業みたい〜」と思いながら、見ていました。

 

私たち教員は、午前は数時間の待機、午後は1つの(2コマ続きの)授業見学をしただけなのですが、とても疲れた気分です。
ホストマザーは「ずっと慣れない英語を聞いていたから、脳が疲れたんでしょう」と言っていましたが、そんな感じです。
生徒たちはなおさらではないでしょうか。

今日も5人全員元気でしたが、今日はゆっくり休んでくださいね。

 

さて、今回、出発前に留学エージェント会社からの説明で、「家と学校が近い場合には徒歩で通学することもある」という文言があり、「アメリカで子供たちだけで登校は危ないのではないか」と心配される声が、取手、ヴェリタス両校からあったと聞きました。

そこで、街の様子をレポートします。

登下校は、公共交通の便が悪いため自家用車で送迎の家庭が多いそうです。下校時には、学校の駐車場に車の列が並びました。
それでも、歩いている子もちらほら見かけました。
「子供だけで歩いて通学って、危なくないの?」という問いに対するホストマザーの答えを紹介します(例により、私のヒヤリングが合っていれば〜の前提つきで、かなり意訳が入っていると思います。)

「サンディエゴはとても治安が良い。LAはやや悪い。LAではよく事件が起こる。ハリウッドでもたまに起こる。サンディエゴは滅多に起こらない。近隣の連携もできているし、警察や街の警備員もよく働いている。
子供だけで歩いても、赤ちゃんを連れて散歩をしても、全く問題ない。
私の娘と息子たちも、小学校が家から近かったので、子供だけで歩いて通わせていた。中学はちょっと距離があったのだが、歩いて登校させた。たまに帰りに『疲れた〜、ママ、迎えに来て〜」という日だけ車で迎えに行った。」

ということなので、帰宅後、実際に街中を歩いてみました。

こんな感じで、ここサンディエゴのチュラビスタ地域は、大変美しく、落ち着いた雰囲気の、安心できる街です。(ちょっとオーストラリアかニュージーランドの郊外の町ようですよね?)