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ハンセン病についての学び ~差別や不平等をなくすにはどうしたらいい?~

西浦 公子 2022.10.13

2022年10月3日(月)4日(火)の社会科の時間に、ハンセン病について、グループで調べ学習をし、意見交換をしました。ハンセン病にかかった多くの人たちとその家族たちが、長い間差別や偏見に苦しんできたこと、そしてそれは現在でも続いていることなどを知り、生徒たちも心を痛めたようでした。『感染力が低い病気だと分かってもなお、なぜ、一生、家族と離れて暮らさなくてはならなかったのか。』『多くのことを諦めて生活しなくてはならなかった人たち、どんな気持ちだっただろう。』など、様々な感想や意見が出されました。

さらに、『新型コロナ感染症が流行した際にも、同じような差別がなかっただろうか。』との教員からの問いかけで、自分たちも同じような差別をしていたかもしれないと、自分を省みる時間にもなりました。

SDGSの中に、『だれひとり取り残さない』という大前提のもと、『人も国も平等な社会を目指そう』というゴールがあります。このゴールの達成のためには、まず、様々な立場にいる人たちの生活や思いを想像してみること、その上で自分なりの意見を持つが大切です。この2時間の授業が、このゴール達成に向けての一歩になればと願っています。