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卓652 おびとせんたく

水越 卓治 2022.03.25

3月下旬で牛久市といえば…。


( 2022/3/25  17:45 )

吹奏楽部の定期演奏会です。今年は第33回。

コロナ禍による二年前の中止、
また、今の内外の諸混乱を思うと、
この夕べが開催できることは幸いの一言に尽きます。

会場は、OGや他校の吹部生、長年聴きに来てくださる地域の
みなさんで、一定の間隔を空けながらも埋め尽くされました。

開演前。席に着くと、曲目などよりも先に、
数面からなる後半の協賛のページとかを、
なぜか見てしまいます。


( 2022/3/25  17:52 )



18時に開演してまず思ったのは、
演奏している生徒で、面識のある生徒が8割超。
今までそんな8割超と多かった年はありませんでした。

理由は簡単です。今年度の担当授業は、
高二全員(地理A)と、高三全員(現代社会)でした。
高一生は、一部の生徒を除くと、あまり面識がありません。

年度が変わるこの時季、
4月から受け持つことになりそうな学年の生徒の様子も
正直なところ非常に気になります。

去年のこの演奏会も、「今ここで熱演している生徒、
今ここで上手にトークしている生徒と今度は接点が
あるのかもなぁ。」とも思いながら鑑賞しましたが、

いざあれから1年が過ぎてみると、
その当時高一だった今年度の高二の生徒たちの一人一人の
分厚さみたいな実力を、きょうの演奏の一瞬一瞬から、
じわっとキャッチできたような感覚になぜかなった次第。

 


( 2022/3/25  18:17  第1部(18:00~18:40頃)の出で立ちは本校制服。 )

その前の年まで、高校の地理は、選択授業の傾向があり、
受け持つ人数は少人数でしたので、その学年全員の顔がわかる
という状況にはなかなかなりにくいものがありました。

でも、カリキュラム(教育課程)の改訂などにより、
いわゆる一斉授業(帯の授業)で、
その学年全員を受け持つような形に変わると、

人数が多い分、テストの採点には力が要りますが、
大勢の生徒たちと面識をもつような、「帯」ならではの
よさが、今日のような会で実感でき、貴重な収穫です。

「選択」で出会う場合も、貴重な学習機会ではありますが、
「帯」の授業で出会うことが重なれば、今日のようにほぼみな
顔や様子を心得るような距離感となるのでしょう。

ちなみにこの時季、学校の職員室の一角では、
「帯」や「選択」のコマをきれいにまとめるために
PC画面と向き合う教務部時間割係の先生方の姿があります。

毎年同様、周到に練習され尽くされたであろう、
40~50分ずつの三部構成で、

第1部は、大会などでも演奏するような格調高い曲目。
第2部は、ちょっと楽しめるエンタテイメントな選曲。
第3部は、感動を共有する選曲+吹部高三生の祝・ご卒業。

などなどからなる演奏の数々が、
重厚さと軽妙さがほどよく混ざった羽根田先生のMCトークに
挟み込まれながら、聴者を和ませる3時間でもあり…。

で、エンタな第2部で、ヒットパレードと題されたメドレーで
上の写真は、
「炎」(映画版『鬼滅の刃』・エンディング)の演奏でした。
舞台照明は、毎年、駆け付けたOGが担当しているそうで、
こちらも実に大きな協賛の景と言わざるを得ません。

さらに。

こちらは…。
前面では、和服をモチーフにした装いの生徒が
演奏をバックに弾けた舞いを披露する中、
そのあと登場したのが、


顧問・小塚先生のテノールボイスが響きわたる
「マツケンサンバⅡ」。

この春の卒業生8人を含む40人ほどの部員、
15人の、来月から入学してくる中3生、
裏方や一部の演奏に携わる20数人のOGなど、
優に二世代の厚みをもつ吹奏楽部定期演奏会にも、
新たなバトンタッチがなされていた感がありました。




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