

卓817 聖 朋
水越 卓治 2025.05.23
先週土曜の午後、「聖朋会総会」が会議室で開かれました。
( 2025/5/17 14:13 )
( 今年度は当初、5/24に開催予定でしたが、「学校説明会」の開催時間とかぶってしまう関係で、1週間繰り上げとなりました。)
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「聖朋会」とは、本校卒業生の同窓会組織の名称で、
40年ほど前に故・蓮沼節哉名誉校長先生が、
『論語』の「学而」にある、
「学而時習之。不亦説乎。有朋自遠方来。不亦楽乎。…」
(学びて時にこれを習う。またよろこばしからずや。
* ** 朋あり遠方より来る。またたのしからずや。…)
の一文をもとに、「聖徳学園で同じ先生方に学んだ友人たち」
の意で名付けられたと伝えられています。
( 2025/5/17 14:17 )
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一度卒業すると、同期の卒業生全員が一堂に会することは
容易なことではなくなりますが、その現実もあるせいか、
見えない「一堂」に、見えない「縁」で、
同期ないしは全卒業生は結ばれ合い、つながり合っている
と考えてよいでしょう。
そうした中で、事業や会計の報告や計画を確認し合う総会は、
たしかに形式的な場と思われるかもしれませんが、
( 2025/5/17 14:36 総会部分は30分程度で終わり、後半(この日は14:30以降)は懇談会。 )
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会の前半で必要最低限の確認をひと通り行ったあとに、
近況その他について懇談する時間に移ると、
卒業生側の出席者も学校側の出席者もともに、
過ごした学び舎の存在価値に対する、
得も言われぬアイデンティティに覆われるような感覚
に至れるあたりに、総会改め、集いのよさを実感します。
( 2025/5/17 14:44 )
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毎年、卒業生の出席者は、
聖朋会長さんと、会役員のみなさんで集まれる方、
そして、一般卒業生の方々では、
教育実習生が若干名(本年は音楽科の教育実習中のNさん)、
2か月前に卒業したばかりの卒業生のうち、
クラス幹事となった人や、部活の指導のお手伝いで来ている人
などが幾人か(今年は5人来ました)、といったお顔ぶれや
人数規模であったりします。
( 2025/5/17 15:02 閉会の数分後。教職員と再会。 )
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この春に40期生が加わって、聖朋会員数は 9365人。
3年後には9600人弱。
そのあと90人ずつ卒業したと仮定するとさらに5年後で、
2033年あたりに1万人に達するのかもしれません。
( 2025/5/22 15:14 全校集会(15:10-15:35)での、学園歌斉唱。学年ごとでは、右方に並ぶ4年生(高一、4ABC)が最多で90名。 )
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30~40年前に卒業した方々が今の本校を見て思うことの一つ
に、「樹木が高くなっている、生い茂っている。」というのも
あるのだそうです。
9千数百人の方々が高校時代を過ごした空間には、
そこに植わる草木が地に張る根や、樹冠の高さなどに、
込められた意気がしなやかに漲っているのかもしれません。
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( 2025/5/21 7:47 )
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